

最近地震が多いなあ…を飼っているけど地震に備えて何を準備したらいいのかわからない。
台風が近づいてくるみたい。猫たちを連れて避難所に行かなくてはいけなくなったら何を持っていけばいいのかな?


うちには猫が4匹もいるから自宅以外に避難するのは難しそう、どうしたらいい?
などなど、猫を飼っているけれど、非常時のためにどのような準備をすればいいか、悩んでいませんか?
「あ、また地震だ」「台風くるの、嫌だなー」などと毎年のように誰もが思いながらも、どこか自然災害が対して慣れている、諦めている、あるいは、「自分だけは大丈夫だ」って思っていませんか?
四匹の猫を飼っているらみえるが実際に準備しているものをご紹介します。
ブログ少しずつ書き足して整理しています。
震災後1ヶ月間、ペットについて実際に困ったことを調べてみた!
震災後1ヶ月間、ペットに関して困ったことを教えてください
というアンケートに対して多かった回答上から5つを上げてみます。
- ペットの不安が強く、安心させることが難しかった 228 19%
- 水が手に入りにくかった 175 16%
- フードが手に入りにくかった 173 14%
- トイレシーツが手に入りにくかった 77 6%
- 猫用トイレ砂が手に入りにくかった 69 6%
震度4以上ゆれた1,203名の回答
(アンケート期間:2011年12月6日~2012年1月19日 対象:アイリスペットどっとコム会員)
などほとんどのケースで、水、フード、トイレに困ったという声ですね。
どれも動物たちの命に直結する大切なもの。
優先度が高いものから、実際に準備しておきましょう。
スポンサーリンク
実際に準備してみよう!
優先度の高いものから準備してみます。

こうやって書き出すとごく当たり前のものしか出ていないのですが、かといって全部そろっているか?というとそうではないです。
【水・フード・薬】命をつなぐ一番大切なものを一番先に準備しよう
なにはともあれ水・フード・薬は不可欠です。

【ドライフード】普段食べているドライフードはもちろん【ウェットフード】も水分摂取に有効
被災時には人間が優先なのでなかなか、ペットのフードまで手配ができません。
普段食べているフードは1週間分とっておきます。
500gサイズの袋などがおすすめですね。
特に療法食など特殊なものは物流が混乱するとさらに入手しにくくなります。
ウェットフードは、普段ドライしか上げてない場合でも、水分が摂れない環境で役に立ちます。
食欲がなく水が飲めない場合にも重宝します。

ちゅーるも水分補給と同時に、万一脱走した際におびきよせるためにも使えます。
スポンサーリンク
【水】は軟水は国産であればだいたい大丈夫、人間の分と一緒に多めに用意する
水は人間と一緒で大丈夫です。
硬水(いわゆるミネラルが多い水)は猫に良くないので、軟水を選んでください。
コントレックスとかおしゃれなやつは硬水が多いです。
災害対策として準備するなら、そんなにこだわら無くてもいいような気もしますけども。
日本産・国産は軟水が多いです。
この「財宝」さんは猫に優しいお宿なので、ここからチョイスしました。⇒財宝さんと猫
【薬】はいつも飲んでいるものを準備しておく
特殊なものはなかなか手に入らないため、常用している薬があれば準備しておくこと。
【器】は軽くて折りたたみできるものが便利
割れないもの、折りたたみの器などが良いです。
スポンサーリンク
猫トイレ・猫砂・ペットシーツ
自宅であればいつものトイレを使うことができますが、避難所などに行くと猫のトイレ用品などは先ずありません。

くわしく見ていきます!
ペットシーツ
普段は猫砂を使っている猫でも、避難所に行くとペットシーツは重宝します。
キャリーに敷いておけるし、交換するのも楽です。

【トイレ】ポータブルトイレが便利
猫トイレは折りたたみ式のものが便利です。
我が家では猫壱さんの折りたたみケージとセットで準備しています。
この猫壱さんのトイレは普段から使っている人もいるようです。
たたむととても小さいです。
トイレ砂はいつも使っているものを準備。
うんちが匂わない袋で、本当に猫のウンチ、おしっこが臭わない!
あと、????の臭いをとってくれるうんち袋、絶賛オススメです。
意外に重宝するのが防臭袋。猫のウンチやおしっこはとても臭いです。
避難所にいる2割の人が動物嫌いだと言われているために、臭い対策もとても大事です。
これもともと、人間の医療用でサイズがいろいろでています。
大きめサイズを買えば、人間のトイレが断水になったときなども応用可能。
猫用、となっていますが、他の種類でもそんなに性能に差が無い気がします。

スポンサーリンク
ケージ・キャリー
我が家ではケージは出しっぱなしにしています。
【ケージ】衣食住のうち猫の「住」にあたる大事な場所!避難所に行くことも想定して準備を
水飲み場や、おもちゃを入れていると、猫たちがちょいちょいと入り込んで遊んでいます。
体調が悪いときに休ませたり、お客様が来たときなども便利ですね。

【ケージ】はハードタイプが良いけれど折りたたみ可能なタイプも安くて便利
4匹もいると避難所に行くことも難しくなるかもしれないため、さまざまなケージも持っています。
家で使っているのはこれです↓。
リビングに出しっぱなしで、猫のトイレとおもちゃ、水飲み場などがついているので、猫たちはしょっちゅう出入りして遊んでいます。

でもケージを置くのはどうしても難しい場合。折りたたみの猫壱さんのケージいいですよ。
スポンサーリンク
【キャリー】4匹の猫がいるらみえる家ではキャリーもさまざまなタイプを試した
キャリーは色々なタイプがありますが、らみえる的に一番おすすめを一つ上げるとすれば、やはりハード(硬い)ものが良いと思います。
落下物や、点灯した際に猫を守ってくれるからです。また粗相や食べ物などで汚れても拭けばいいので、手入れが楽。
カワイイもの、持ちやすいもの、いろいろあるんですが、雪が降ったときに滑って転んだりして、人間が上に乗っかったりしてもつぶれない、頑丈で安全なものがあるといいかなと。
そして粗相されても、洗いやすい????
らみえる家には4匹の猫がいて、全てを同じ上のドタイプのキャリーにすると、手に持ちきれなくなります。
このため、ハードなキャリー、前に斜めがけできるタイプ、背中に背負うバックパックなど、さまざまなタイプのものを持っています。
通院のときはそれぞれこの子にはこのケージが合う、というのもありますよ。

宇宙船リュックは普段の通院に使います。
最近の形のほうがかっこいいですね????


スポンサーリンク
スポンサーリンク
【猫の写真】と猫のお世話ノート・メモは紙媒体で必要
ねこが行方不明になったときのために、あるいは飼い主に万が一のことがあったときのために、猫の写真とお世話のノートやメモを準備します。

【猫の写真】できれば飼い主と一緒に写った写真をプリントアウトして
スマホに猫の写真を入れている方は多いのですが、プリントした写真を持っている方は意外に少ないです。
可愛い写真よりも、しっぽの形や、模様、色など、猫の特徴がよく分かるものが良いです。
【猫のお世話ノート】を準備する!
らみえる家の猫では、沙羅の通院が欠かせないため、100円ショップで買ったノートに通院や薬の種類、量などを記録しています。
普段から通院やフードの量など飼育記録をつけるのが一番いいですが、簡単に書けるテンプレートを準備しました。

スポンサーリンク
【首輪・名札・マイクロチップ】で猫の飼い主の連絡先がわかるように。
【平成28(2016)年】熊本地震
【平成30(2018)年】広島豪雨災害
…他、宮城、北海道、毎年のように災害が起こる日本。あふれかえる被災犬猫たち。

マイクロチップについてはインスタグラムに要点をまとめました。
いずれ改めて記事にするかおしれません。
スポンサーリンク
【首輪と名札】最低限、絶対つけておくべきマストアイテム
名前も飼い主もわからない猫たちに、マイクロチップ、迷子札がついていればどれだけ助かったか。


すでに首輪がある猫のために、らみえるが購入した迷子札はこちら。
表側に「さら」、裏側に飼い主の名前と電話を記入できます。
カワイイですよ。あとで写真載せます。

【マイクロチップ】らみえる的には推奨派、確実な身分証明に
マイクロチップには賛成・反対さまざまな意見がありますが、らみえる的には、体の大きさが安定した成猫になったらやったほうがいいと思っています。
実際に葵にチップをいれるときは、かなりドキドキしていましたが、マイクロチップは注射器のようなもので、本当に「あっ」間の、一瞬で終わりますよ。
動画撮ってあるので希望の方はお見せします、メールください。
どうしてもマイクロチップに抵抗がある場合でも、首輪と名札は必ず付けてください。
スポンサーリンク
【ハーネス・リード】は練習が必要、猫は柔らかいので装着するのも大変
猫は間違いなく、ハーネスもリードも苦手な子がほとんど。

うちの猫たちもハーネスを付けると、倒れ、動かなくなります????。
大丈夫か?とゆさぶったりして。。。
ハーネスの装着は意外に手間取るので、練習しておくことは大事ですね。
猫は体がやわらかいので、形によってはすぐに抜け出すこともあります。
猫専用、猫に合った形のハーネスを選ぶこと。
その他のこまかいもの
人間が使うものとしても重宝するものが多いので、準備しておきましょう。

ビニール手袋 | ![]() | 断水などにそなえ、猫のトイレ掃除などに |
除菌・消臭剤 | ![]() | 猫の粗相や嘔吐に |
テープ・筆記用具 | ![]() | ガムテープはフードや水の器をひっくり返さないように固定する、布でできたケージが破れたときに補修するなど、さまざまな用途に |
タオル・毛布 | ![]() | ケージにかけて保温したり、周囲の視線をさえぎることで猫に落ち着いた環境を準備したり |
おもちゃ | ![]() | 長期に避難生活が続いた場合に気晴らしになります |
スポンサーリンク
【ワクチンと避妊手術】同行避難のときに特に問題になる
避難先により、ワクチン・避妊手術をしていないと断られるケースもあります。
年に1回ワクチンを打って、証明書を、猫の写真と一緒に保存しておくこと。
【非常時に猫を助けてくださいシール】ドアにマグネットを貼る
ドアにはシール(マグネット)を貼る
「非常時には猫○匹救出お願いします」・

猫が家にいます、はシールとマグネット両方あるので、ドアの材質で選びます。
普段から宅配便や来客に、急にドアを開けられて猫が脱走してしまう事故も防げます。
こちらはステッカータイプ。マグネットシートに貼り付けて使うこともできる。

こういったマグネットにシールを貼ったり、直接印刷して切り取ります。
スポンサーリンク
【鍵はセキュリティーボックスに】日本ではあまり馴染みがないけど鍵の受け渡しに便利
鍵は身内など信頼できる人に預けるか、セーフティボックスを準備します。
日本ではあまりなじみがないのですが、アメリカなどではペットシッターに鍵の受け渡しをするために、セーフティボックスを使うそう。

ダイヤル式です。郵便ポストやら植え込みの下に隠している人、危ないですよ。

【自宅用発電機】らみえるの個人的おすすめ、停電時にネットワークを使えるだけでも助かる
正直いえばそこそこの値段はします。
でも停電になって携帯も使えない、となったときに、助かるのはこれ。


スポンサーリンク
【猫友/猫ネットワーク作り】いざのときに猫を預けられる人を確保する・猫友さんを作る
モノではなくて人間関係のことですね。

らみえるは耳が遠いこともあり、本当は人と話す、接するのはものすごく苦手…でも猫が来てから、変わりました。
自分になにかあったときには猫のお世話を頼む人を見つけなくては。
そして自分もなにかあったときには助けなくては。
という気持ちが強くあります。
猫は犬と違って、自然に猫友ができるということはほとんどありません。
そこで猫友、猫ネットワークを探す方法です。
まずは身内や自分の友だちから
なんだかんだいって頼れるのは身内や自分の友だち。
猫を飼っている人ならなお安心です。
同じ保護猫団体出身の人を探す
SNSのハッシュタグなどで、同じ保護猫団体さんの出身のご家族を探します。
普段からコメントしあったり、オフ会に参加すればなおよし、ですが、ともかくフォローしておくだけでもずいぶん違います。
らみえるの場合は、保護猫を3匹お迎えしています。
調布の「ラフスペース」
#ラフスペース卒業生
のハッシュタグを使って、ラフスペースから猫をお迎えした里親さんたちと猫友さんになりました。
調布の「ベビーキャットレスキュー」
ベビーキャットレスキューから猫を迎えた人は、非公開のフェイスブック里親グループに入れます。
ニャッチング
インターネットで猫コミュニティを探す
らみえるの場合は主に下の猫友さんを探してみました。
他にも猫の里親探しサイトなどでも交流掲示板があるので、そのようなところに出入りしておくのもいいですね。
いざというときに、ログインだ、会員登録だって、あわてなくてすみます。
ニャッチング
お互いに旅行中に預けたり助け合いの猫友さんづくりのためのネットワーク。
ジモティ
猫専用ではないのですが「猫友さん募集」と書いて投稿して、良いお友達ができました❤
スポンサーリンク
日本は災害立国!ハザードマップで自分の家の危険を知っておこう
安全な避難場所を複数探しましょう。
自分が住むエリアは水害?土砂災害?どんな種類の危険があるか、ワンクリックで確認できます。
国土交通省ハザードマップ

日本は世界でも自然災害が多い国として有名
例えば、地震では、日本の国土の広さは全世界の1%にも満たないのに、世界で起こる地震の2割は日本で発生しています。
自然災害による被害額も、全世界の被害総額の2割以上を日本が占めています。

津波、火山噴火、台風、洪水、土砂災害、雪。
4つの地殻プレートの上に日本列島があるため地震が起こりやすく、台風の通り道にあり、急峻な山地が7割を占めるために水害・土砂災害で地崩れが起きやすい。雨も多いです。

災害に関する地名「技術ノート(No.39)」一般社団法人東京都地質調査業協会をもとに作成
スポンサーリンク
猫と一緒にどこに避難したらいい?避難する場所3つ
避難場所はいっぱいのこともありますので、いくつか見ておきましょう。
同時にハザードマップで安全な避難場所を複数、確認しておきます。

【第一選択肢は自宅】一番環境の変化が少ない選択肢
倒壊などの危険がない場合ですが、最初の選択肢は自宅避難です。
猫たちは被災状況によっては、キャリーやケージで過ごしてもらいます。

????メリット…住み慣れた場所で猫にとっても負担が少ない。
????デメリット
- ライフライン(電気ガス水道)が止まる場合を考える
- 物資を取りに行く必要があるので、避難所の場所は実際に行って確認しておく。
- 懐中電灯とペットボトルを2つ重ねると光が広がりライトになる
- ガスコンロ⇒ガスボンベ強火で1時間。すぐに無くなるので、多めの本数を用意する。意外に短いですね。普段お鍋やるときくらいの準備しかしてない気が…少し多めに準備!
- ゴミ回収がない⇒臭いがしない袋を準備
スポンサーリンク
【第二の選択は車】自宅の次にストレスが少なめ、避難所の近くに移動も可能
第二の選択は車、という方が多いかもしれません。

リスクは、エコノミー症候群(血液循環が悪くなり、血栓ができやすくなる)になりやすいことです。
基本的に猫は車内にキャリーを置いてその中で過ごします。
運転中などペダルの下にもぐりこんだりしないように、ケージに入れましょう。
ドアの開閉時の脱走にも注意です。
車の場合よく問題になるのは、温度管理が難しい(ガソリンが必要)こと。
冬は毛布、タオルなど保温用品を準備し、夏は冷却材や水スプレーなどがあるといいですね。
スポンサーリンク
【避難所への同行避難】ほとんどの場合で動物たちは別の場所で過ごすことに
同行避難といっても誤解されているのが、ほとんどの避難所では人間と動物が滞在する場所は、分かれています。
避難所にくる人の2割が動物嫌い

避難所では猫を飼っている人同士が集まることで助け合いができるのがメリットです。
猫は基本的にキャリーの中で過ごすことになります。
猫を安心させるために、なるべく顔を見に行くといいですね。
折りたたみトイレや砂の準備をしておくべきですが、どうしてもトイレが入手できない場合、ダンボールに新聞紙を割いて入れます(ビニールを敷けばなお良い)
お世話の最中に脱走することに注意で、缶よりパウチがいいです。
ハーネスやリードに慣れさせておきます。
スポンサーリンク
【東日本大震災】実際に被災したときの記事を読んでみよう
2011年、東日本大震災で被災した動物たち。
いくつかの団体さんの当時のブログにくわしいです。
リーダーの中谷さんは「女闘士」という風貌、命がけで動物たちのために生きる姿に気おされます。
「おーあみ避難所(神奈川)」
「おーあみ避難所」は「福島原発20キロ圏内 犬猫救出プロジェクト」として福島の原発警戒区域内で保護した犬猫たちをお世話するために、大網直子リーダーが2011年に始めたシェルター活動です。
スポンサーリンク
終わりに
いかがでしたか?万一の備えの助けになったでしょうか?

災害にはさまざまなものがあり、完璧に備えることは難しいです。
でもまずはフードとトイレ、次はマイクロチップ、といった形ですこしずつ準備を進めてほしいと思います。
愛する猫たちと一緒に安全に、長く一緒に暮らしていきたいですね。