【吾輩は猫である 現代版】猫視点で描くオリジナル短編

吾輩は猫である ―応用情報〈合格編〉―

2026年2月2日

吾輩は猫である ―応用情報〈合格編〉―

吾輩は猫である。名前はまだない。

気がつけば、机の上には参考書が積まれ、
画面の向こうには午後問題が並んでいた。
人間はこれを「応用情報技術者試験」と呼ぶらしい。

合格した。
まずは、それを述べておく。

努力が報われた事実は、
素直に祝ってよいものだ。
覚え、考え、迷い、書ききった。
それは確かな足跡である。

祝いはする。
静かに、だが確かに。

だが吾輩は、
この場所に長く腰を下ろすつもりはない。

応用とは、基礎の延長であり、
基礎とは、通過点である。
知を積んだ者にとって、
止まる理由にはならぬ。

風は、もう次の問いを運んでくる。
より深く、より広く、
答えのない問いへ。

吾輩は猫である。
満足はするが、慢心はしない。
この合格は、
次へ進むための、ほんの一区切りにすぎぬ。

祝いつつ
風はすでに
次の道



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gonta

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