【吾輩は猫である 現代版】猫視点で描くオリジナル短編

吾輩は猫である ―技術士二次試験 合格発表 編―

2026年3月16日

吾輩は猫である ―技術士二次試験 合格発表 編―

吾輩は猫である。
名前はまだない。

春先になると、
人間は少し落ち着かなくなる。
机の上の参考書は閉じられ、
画面の前に、
静かな緊張が残る。

人間はこれを、
合格発表と呼ぶ。

長い時間をかけて、
書き、
考え、
直し、
また書く。
紙の上に、
経験を並べる試みである。

試験とは、
知識を問うようでいて、
実は姿勢を問う。
どこまで考え、
どこまで責任を引き受けるか。

結果の文字は、
短い。
だが、
そこに至る道は長い。

喜ぶ者もいれば、
静かに画面を閉じる者もいる。
どちらも、
同じ時間を歩いてきた。

合格とは、
終わりではない。
むしろ、
背負う名が増えるだけだ。
技術士という言葉は、
肩書きではなく、
問いの始まりである。

社会に対して、
何を守り、
何を残すのか。
その責任を、
これからも考え続ける。

吾輩は猫である。
試験は受けぬ。
だが、
続ける者の背中は知っている。
合格とは、
次の責任に
静かに座ることなのだ。


合格の
二文字重し
春の風


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gonta

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