吾輩は猫である(現代編)

吾輩は猫である ―ようこそキャッツカールトン編―

吾輩は猫である ―ようこそキャッツカールトン編―

吾輩は猫である。
名はまだない。だが先日、飼い主の旅行に合わせて「キャッツカールトン横浜」に泊まった。

到着すると、受付で猫専用スタッフが微笑みながら迎えてくれた。
まずは専用カードに吾輩の情報を登録。
「信虎様、本日から3泊でございます」と呼ばれ、少し誇らしい気分になる。

部屋は一匹ずつの完全個室。
広々とした空間に、木目調の爪とぎ、ふかふかのベッド、窓辺のキャットタワー。
お水は新鮮なもの、食事は普段食べている銘柄を持ち込んでもらえる。
匂いも清潔で、初日からすぐに落ち着けた。

夜になると、スタッフがやさしく声をかけながら遊んでくれた。
おもちゃはレーザーポインターから羽根つきまで多彩。
一日中ひとりで退屈するかと思ったが、
むしろ普段より充実していて、吾輩はついしっぽを立ててしまった。

さらに驚いたのは、見守りカメラだ。スタッフがアプリあるいは直接吾輩を確認し、連絡してくれるので、飼い主は安心したようだ。

最終日。
チェックアウトの際にスタッフが毛並みを丁寧に整えてくれ、
「またのお帰りを」と送り出された。
吾輩は猫である。
このキャッツカールトンこそ、
猫のための五つ星ホテルであると確信した。


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gonta

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