【吾輩は猫である 現代版】猫視点で描くオリジナル短編

吾輩は猫である ―高速道路、バイパス 編(危険がいっぱい)―

2026年6月16日

吾輩は猫である ―高速道路、バイパス 編(危険がいっぱい)―

吾輩は猫である。
名前はまだない。

道が広くなるほど、
速さも増す。
流れは止まらず、
判断の時間は短くなる。

人間はこれを、
高速道路、
あるいはバイパスと呼ぶ。

便利である。
遠くまで、
早く届く。

だが、
速さは、
危うさも連れてくる。

合流、
車線変更、
急な割り込み。
一瞬の迷いが、
大きな差になる。

吾輩は思う。
危険とは、
特別な時だけ現れるものではないと。

「慣れた頃」が、
最も危うい。

少しの油断、
確認不足、
急ぎたい気持ち。
それらが重なると、
視野は狭くなる。

人間は、
目的地ばかりを見る。
だが、
大切なのは、
無事に着くことである。

速さを競わぬ。
無理に入らぬ。
車間を空ける。
疲れたら休む。

それだけで、
防げるものは多い。

吾輩は猫である。
道路は渡らぬ。
だが、
速い流れの怖さは知っている。
安全とは、
技術だけではなく、
余裕を持ち続けることなのだ。


急ぐほど
狭くなるのは
視野である


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gonta

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