【吾輩は猫である 現代版】猫視点で描くオリジナル短編

吾輩は猫である ―ローカルLLM 編―

2026年8月31日

吾輩は猫である ―ローカルLLM 編―

吾輩は猫である。
名前はまだない。

最近、
人間はAIを、
遠くの大きな計算機だけでなく、
自分のパソコンの中でも動かそうとしている。

人間はこれを、
ローカルLLMと呼ぶ。

なるほど。

AIまで、
家猫になったらしい。

クラウドへ行かず、
手元で考える。

文章を読み、
要約し、
質問にも答える。

しかも、
外へ出さずに済む情報もある。

吾輩は思う。

これは、
なかなか猫向きである。

猫は、
自分の縄張りを好む。

知らぬ場所へ、
何でも持ち出したりはしない。

大切なものは、
できれば家の中で扱う。

ローカルLLMも、
少し似ている。

社内文書。

個人のメモ。

外へ出したくない情報。

手元で処理できれば、
安心につながることもある。

だが、
家の中なら何でもできるわけではない。

大きなモデルを動かせば、
メモリも使う。

GPUも欲しくなる。

電気も食う。

返事が遅いこともある。

そして、
最新の情報まで自動で知っているとは限らない。

吾輩は思う。

自由には、
設備がいる。

自分で飼うなら、
自分で面倒を見る必要があるのだ。

クラウドのAIは、
大きな力を借りられる。

ローカルLLMは、
自分の縄張りで動かせる。

どちらが優れているかではない。

何を外へ出してよいのか。

どれだけの性能が必要なのか。

速さを取るのか。

安心を取るのか。

使い分ければよい。

人間は、
何でも一つにまとめたがる。

だが、
猫は知っている。

外でしかできないこともあれば、
家の中で済ませた方がよいこともある。

吾輩は猫である。
クラウドには住まぬ。

できれば、
暖かい部屋の中で、
必要なことだけ考えていたい。

ローカルLLMとは、
AIを小さくする技術ではない。

どこで考えさせるかを、
人間が自分で選べるようにする技術なのだ。


家の中
AIまでも
縄張りに

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gonta

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