【吾輩は猫である 現代版】猫視点で描くオリジナル短編

吾輩は猫である ―GPU vs NPU なんじゃ?編―

2026年8月30日

吾輩は猫である ―GPU vs NPU なんじゃ?編―

吾輩は猫である。
名前はまだない。

最近、
人間のコンピュータには、
いろいろな頭脳が入っているらしい。

CPU。

GPU。

そして、
NPU。

アルファベットばかりである。

吾輩は思う。

なんじゃ?

まず、
GPUという者。

もともとは、
画面に絵を描く仕事が得意だった。

だが、
同じような計算を大量にこなすのも得意だったため、
いつの間にかAIまで働かされるようになった。

猫で言えば、
一斉に百個の猫じゃらしを追えるような者である。

なかなか忙しい。

一方、
NPUという者。

こちらは最初から、
AIの計算を効率よくこなすために作られている。

画像を認識する。

音声を理解する。

文章を処理する。

そんな仕事を、
できるだけ少ない電力で、
素早くこなす。

猫で言えば、
魚の気配だけを察知するために
妙に鍛えられた鼻のようなものか。

用途が違うのである。

GPUは、
力持ち。

いろいろな並列計算を、
まとめて引き受ける。

NPUは、
専門職。

AI向けの仕事を、
省エネで淡々と片づける。

人間は、
「どちらが上か」と聞きたがる。

だが、
吾輩は思う。

それは、
猫と犬のどちらが優れているかと
聞くようなものではないか。

仕事が違う。

大きなAIを学習させるなら、
GPUが活躍する。

パソコンやスマートフォンの中で、
AIを静かに動かすなら、
NPUが役立つ。

そしてCPUは、
その横で全体を仕切っている。

どうやらコンピュータの中も、
一匹ですべてをやる時代ではなくなったらしい。

得意な者が、
得意な仕事をする。

吾輩は思う。

これは、
人間の組織にも似ている。

何でもできる者を一人置くより、
役割を分けた方が、
速く、
省エネで、
うまく回ることもある。

ただし、
専門家を増やしすぎると、
今度は誰が何をしているのか分からなくなる。

GPU。

NPU。

CPU。

そのうち、
また新しい三文字が出てくるのだろう。

吾輩は猫である。
計算はせぬ。

だが、
得意なことだけを任されるなら、
昼寝専門のPUくらいにはなれる気がする。

GPUとNPUとは、
どちらが偉いかを競うものではない。

それぞれの得意を生かして、
AIを速く、
賢く、
そして少し省エネに動かすための仲間なのだ。


得意技
分ければAI
よく働く

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gonta

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