【吾輩は猫である 現代版】猫視点で描くオリジナル短編

吾輩は猫である ―消費税1% 編―

2026年7月14日

吾輩は猫である ―消費税1% 編―

吾輩は猫である。
名前はまだない。

一という数字は、
小さい。

人間は、
「たった一%」と
言うことがある。

だが、
その一%が、
国全体を動かすこともある。

人間はこれを、
消費税と呼ぶ。

一円、
十円、
百円。

買い物では、
小さな差に見える。

だが、
何億、
何兆という世界では、
重さが変わる。

吾輩は思う。
数字とは、
大きさだけでは語れぬと。

一%上げれば、
税収は増えるかもしれぬ。
一方で、
買い控えが起きるかもしれぬ。

一%下げれば、
家計は助かるかもしれぬ。
一方で、
財源は減るかもしれぬ。

どちらにも、
理由がある。

だから、
簡単には決められぬ。

人間は、
「正解」を探す。
だが、
政策とは、
多くの影響を比べながら、
最善を選ぶ営みである。

吾輩は猫である。
税は払わぬ。
だが、
一という数字の重みは知っている。
消費税一%とは、
小さく見えて、
社会全体に波紋を広げる数字なのだ。


一つでも
積もれば国を
動かせり

  • この記事を書いた人

gonta

-【吾輩は猫である 現代版】猫視点で描くオリジナル短編