【吾輩は猫である 現代版】猫視点で描くオリジナル短編

吾輩は猫である ―トロフィーラボ 編―

2026年7月16日

吾輩は猫である ―トロフィーラボ 編―

吾輩は猫である。
名前はまだない。

棚には、
いくつものトロフィーが並ぶ。
金色に光り、
誇らしげに見える。

人間はここを、
トロフィーラボと呼ぶ。

優勝。
表彰。
記念。

形は違えど、
どれも努力の証である。

吾輩は思う。
トロフィーとは、
ゴールではないと。

手にした瞬間は、
確かに嬉しい。
だが、
喜びは少しずつ日常になる。

残るのは、
そこへ至るまでの時間だ。

悩み、
挑み、
負けて、
また立ち上がる。

その積み重ねが、
本当の財産である。

人間は、
輝くトロフィーを見る。
だが、
磨かれるのは、
人の方である。

挑戦するたびに、
少しだけ強くなり、
少しだけ優しくなる。

だから、
価値がある。

吾輩は猫である。
トロフィーは持たぬ。
だが、
積み重ねる喜びは知っている。
トロフィーとは、
勝者だけの飾りではなく、
挑戦した時間を映す鏡なのだ。


飾るより
歩んだ道が
宝なり


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gonta

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