【吾輩は猫である 現代版】猫視点で描くオリジナル短編

吾輩は猫である ―第一種動物取扱業 編―

2026年8月13日

吾輩は猫である ―第一種動物取扱業 編―

吾輩は猫である。
名前はまだない。

人間は、
動物を好きと言う。

だが、
好きだけでは、
預かることはできない。

人間はこれを、
第一種動物取扱業と呼ぶ。

命を扱う者には、
責任がある。

餌を与える。

健康を守る。

清潔を保つ。

逃がさない。

病気を広げない。

どれも、
当たり前のようで、
当たり前ではない。

吾輩は思う。

命とは、
商品ではない。

一匹一匹に、
性格があり、
癖があり、
好き嫌いがある。

同じ猫は、
一匹としていない。

だから、
決まりを守ることは、
役所のためではない。

猫のためである。

人間は、
資格を取れば終わりと思う。

だが、
本当の仕事は、
その日から始まる。

毎日の観察。

小さな変化への気づき。

「いつもと違う」を、
見逃さない目。

それが、
命を守る。

吾輩は猫である。

法律は読まぬ。

だが、
優しく撫でる手と、
責任を持って世話をする手は、
ちゃんと見分けている。

第一種動物取扱業とは、
動物を扱う資格ではない。

命を預かる覚悟を、
社会へ約束することなのだ。


資格より
毎日の手が
命守る

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gonta

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