吾輩は猫である。
名前はまだない。
一匹ではなく、
複数で臨む。
それだけで、
意味が変わる。
人間はこれを、
団体戦と呼ぶ。
それぞれに、
役割がある。
得意な者、
粘る者、
流れを変える者。
同じ力でも、
順番が変われば、
結果は変わる。
吾輩は思う。
団体とは、
足し算ではないと。
一人が勝てばよいわけではない。
全体で、
一つの結果を作る。
調子の良い者がいれば、
そうでない者もいる。
それでも、
支え合い、
流れを保つ。
自分の一局だけを見れば、
狭くなる。
全体を見れば、
役割が変わる。
攻めるべき時、
耐えるべき時。
それは、
自分ではなく、
状況が決める。
吾輩は、
前にも出る。
後ろにも下がる。
それで、
よい。
吾輩は猫である。
単独を好む。
だが、
並んで戦う意味は知っている。
団体戦とは、
個を活かしながら、
全体で勝つ形なのだ。
一つより
重なり合いて
勝ちにけり