【吾輩は猫である 現代版】猫視点で描くオリジナル短編

吾輩は猫である ―若手 編―

2026年8月29日

吾輩は猫である ―若手 編―

吾輩は猫である。
名前はまだない。

若い者は、
よく動く。

覚えることも多く、
失敗することも多い。

人間はこれを、
若手と呼ぶ。

任せれば、
少し心配。

任せなければ、
いつまでも育たない。

人間の世界は、
なかなか難しい。

吾輩は思う。

若手に必要なのは、
正解を全部教えることではない。

考える余地を残すことだ。

やってみる。

迷う。

相談する。

直す。

その繰り返しで、
少しずつ自分の型ができていく。

猫も、
子猫の頃は失敗する。

跳び損ねる。

距離を読み違える。

怒られて、
少し学ぶ。

だが、
何度も試すうちに、
いつの間にか高い場所へ届くようになる。

人間は、
若手に早く結果を求める。

だが、
速さだけを求めれば、
考える時間がなくなる。

失敗させないことと、
育てることは、
同じではない。

大切なのは、
任せること。

見守ること。

そして、
困った時には手を差し出すこと。

吾輩は猫である。
若手ではない。
だが、
育つ者には、
少しの余白が必要なことは知っている。

若手とは、
未熟な存在ではない。

これから伸びる力を、
まだ全部使い切っていない存在なのだ。


任せれば
若き一歩が
道になる

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gonta

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