【吾輩は猫である 現代版】猫視点で描くオリジナル短編

吾輩は猫である ―次女猫 編―

2026年6月24日

吾輩は猫である ―次女猫 編―

吾輩は猫である。
名前はまだない。

場の空気を、
自然に和らげる者がいる。
前に出すぎず、
引きすぎず。
気づけば、
ちょうどよい場所にいる。

人間はこれを、
次女猫と呼ぶ。

上を見て学び、
下がいれば気を配る。
だから、
案外周囲を見ている。

自由そうに見える。
だが、
空気の変化には敏い。

長女ほど、
背負い込みはしない。
末っ子ほど、
守られ慣れてもいない。

その間で、
うまく呼吸をする。

吾輩は思う。
次女とは、
柔らかさと器用さを
同時に持つ存在だと。

甘える時は甘え、
引く時は引く。
場が重ければ、
少し軽くする。

無理に中心にはならぬ。
だが、
いないと少し寂しい。

人間は、
次女を「要領が良い」と言う。
確かに、
流れに乗るのは上手い。

だがそれは、
周囲を見てきた積み重ねでもある。

猫は、
自分の居場所を探す。
押しすぎず、
消えすぎず。

それで、
全体が自然に整う。

吾輩は猫である。
順番は選べぬ。
だが、
場を柔らかくする距離感は知っている。
次女猫とは、
空気を読みながら、
自然に流れを整える存在なのだ。


やわらかく
流れ整え
場を結ぶ


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gonta

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