吾輩は猫である。
名前はまだない。
一本の木にも、
年輪がある。
人にも、
思い出がある。
ならば、
国にも、
歩んできた道がある。
人間はこれを、
歴史と呼ぶ。
嬉しかった日も、
苦しかった日も、
誇らしい出来事も、
忘れたい出来事も。
すべてが、
今につながっている。
吾輩は思う。
歴史とは、
自慢するためだけでも、
恥じるためだけでもないと。
知るためにある。
なぜ今があるのか。
なぜこの文化が生まれたのか。
なぜ同じ過ちを
繰り返してはならないのか。
その答えは、
歴史の中に眠っている。
人間は、
過去を変えられぬ。
だが、
過去から学ぶことはできる。
良いことは受け継ぎ、
過ちは繰り返さぬ。
それが、
未来への責任である。
猫は、
昨日を語らぬ。
だが、
歩いた道は覚えている。
道を知るから、
迷わず帰れる。
吾輩は猫である。
歴史書は読まぬ。
だが、
積み重ねの重みは知っている。
国の歴史とは、
過去に縛られるためではなく、
未来をより良く歩むための道しるべなのだ。
歴史とは
未来を照らす
道しるべ