【吾輩は猫である 現代版】猫視点で描くオリジナル短編

吾輩は猫である ―ウイルス性いぼ 編―

2026年8月16日

吾輩は猫である ―ウイルス性いぼ 編―

吾輩は猫である。
名前はまだない。

小さなものほど、
侮ってはならぬ。

最初は、
ほんの小さな違和感。

そのうち治る。

そう思って、
人間は放っておく。

人間はこれを、
ウイルス性いぼと呼ぶ。

痛くない。

急がない。

だから、
後回しになる。

だが、
気づけば少し大きくなり、
数も増えることがある。

吾輩は思う。

問題とは、
大きくなってから現れるのではない。

小さいうちから、
そこにいる。

猫も、
毛並みの変化や、
小さな傷を、
よく舐めて確かめる。

人間も、
体の小さな変化を、
見逃してはならぬ。

「そのうち治る。」

その言葉が、
一番危うい時もある。

早く気づけば、
早く治せる。

早く動けば、
負担も少ない。

体も、
仕事も、
人間関係も、
案外よく似ている。

小さな違和感ほど、
大切にする。

それが、
大事にならぬ知恵である。

吾輩は猫である。
いぼはできぬ。
だが、
小さな変化を見逃さぬことの大切さは知っている。
ウイルス性いぼとは、
「小さいから大丈夫」ではなく、
「小さいうちに向き合う」ことを教えてくれる存在なのだ。


小さき芽
早めに摘めば
憂いなし

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gonta

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