吾輩は猫である。名はまだない。このところ飼い主が、やたらとキーボードを叩いている。聞けば「技術士試験の勉強中」だという。 しかも、相手は吾輩ではなく“チャットジーピーティー”?「おぉ、これはいい切り口」「うーん、600文字におさまらん…」などと、AIと真剣に対話している。まるで家庭内口述試験である。 吾輩は思った。そこまでして“論理的に書け”というのか。思いついたまま、のびのびと毛づくろいする吾輩には、到底理解できぬ世界だ。 だが、不思議なことが起きた。飼い主が書いた文章を、AIが「この文脈では“具体例” ...