吾輩は猫である。名はある者もいれば、まだ無い者もいる。 本日、保護猫の日である。人の側から見れば「守る日」なのだろう。だが、猫の側から見れば、それは少し違う。 吾輩らは、守られるために生きているわけではない。ただ、生き延びてきただけである。 外で生まれ、外で暮らし、時に人と出会い、時に見過ごされる。 その中で、ほんの少しだけ運が巡り、「保護された」と呼ばれる状態に至る。 だが、それは終点ではない。むしろ、もう一度“関係”を始める入口である。 人は言う。「かわいそうだから助ける」と。 それも一つの真実である ...