【2023年10月更新】
ウクライナの犬猫などのペットのために寄付をしたい方に、3つの支援団体を記載しました。
下記のサイトから直接ご自身にて行ってください。利用は自己責任にてお願いします。
【支援先①】WDRAC(一般社団法人戦災復興支援センター)のクラウドファンディング!
現在、日本国内でウクライナのペットなど動物支援を行っている団体はほとんど見かけなくなりました。
一般社団法人WDRAC(War Disaster Reconstruction Assistance Center)では、ウクライナ東部ハルキウの動物保護シェルターにで不足している物資と輸送のため(2,500ドル)などをクラウドファンディングで募集しています。
WDRACで集めた支援金は現地で活動するボランティアを通し支援に使われます。
クラウドファンディング概要
- プロジェクト実施期間:2023年10月12日(火)〜11月17日(金)
- 支援金の送金:プロジェクト終了後すぐ
ペット用物資、子どもたちのPC、医療用品を届けるクラウドファンディングはこちら>>
今回のプロジェクトで得た寄付でペット関連物資を購入し、ハルキウで動物シェルターに保護されているペットたちに輸送します。
ハルキウのペットシェルターのオーナー・アントワン氏は、1,000匹以上の犬と、同じくらいの数の猫を、もともと競馬場だった場所でお世話をしています。
アントワン氏はペットを残して退避せざるを得ないハルキウ市民のペットを預かり、必要なケアを施しながら飼い主の帰りを待っています。
ペット用物資、子どもたちのPC、医療用品を届けるクラウドファンディングはこちら>>
しかし、戦況に終わりは見えず、ハルキウの動物保護シェルターでアントワン氏が預かるペットは増える一方。
戦争の長期化によって、ボランティアのサイモン氏ともに活動していた医療団体も資金が不足し支援を打ち切りました。
WDRACに集まる支援金も当初の10分の1程度になってしまい、アントワン氏にペット関連の物資を輸送するための費用も不足していることからクラウドファンディングを行うことに。
ハルキウの動物保護以外にも2つの目的
今回のクラウドファンディングで集まった支援金は、ハルキウの動物保護シェルター支援の他、医療物資やラップトップPCの輸送支援の2つの支援を行います。
1.ドネツク州のクラマトルスクの病院への物資輸送 | 5,000ドル(円換算:75万円) |
2.ハルキウ州にペット関連の物資輸送 | 2,500ドル(円換算:37万5千円) |
3.キーウ近郊の学校にラップトップPCを輸送 | 1,500ドル(円換算:22万5千円) |
合計 | 9,000ドル = 1348987.58円 = 135万円 (2023/10/03のレート換算) |
GoodMorningのプロジェクト手数料は総支援額の9%(税別)
①②③とクラファン手数料の合計:150万円
*税控除にはなりません。
WDRACについてはこちら
WDRAC(戦災復興支援センター)とは?
WDRAC(War Disaster Reconstruction Assistance Center)は、2022年3月「戦禍に巻き込まれた人を支援する人」を支援するために設立されました。
WDRACは現地でボランティアをしている個人を中心に支援、寄付はほぼ100%を現地に回しています。
WDRACのこれまでの実績(2023年10月27日現在)
WDRACでは総支援金額は1,511万4,700円、延べ寄附者数は2,030人となりました。
WDRACで実施してきた支援内容
具体的にどんな支援をしているのか、WDRACを知りたい!
WDRACでは生活に必要な物資支援、大型バスによるドイツとの輸送/移送・下知活動拠点の確保/引っ越しなどを支援してきました。
くわしくはWDRAC公式サイトから>>
団体概要
名称 | 一般社団法人 戦災復興支援センター War Disaster Reconstruction Assistance Center |
略称 | WDRAC(ワドラック) |
代表者 | 代表理事 長尾 彰 |
アドバイザー | 鈴木 寛(東京大学教授、慶應義塾大学教授、社会創発塾塾長) |
所在地 | 東京都世田谷区設立 |
設立 | 2022年3月25日 |
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【クラウドファンディングで】ウクライナ・ハルキウの犬猫2000匹を救え!PCや医療品も不足中! – どうぶつのこと。~動物がもっと好きになる動画紹介サイト~
pandanocoto.com
【支援先②】現地の支援団体をいくつか紹介している「アニマルドネーション」
アニマルドネーションは日本の団体。
ウクライナ戦争が開始したの2022年には、いくつかの募金先を紹介していましたが終了しています。
現在さまざまなウクライナ現地の団体に募金する方法をご紹介しています。
【支援先③】ウクライナ現地の支援団体 SAVE PETS OF UKRAINE
ウクライナのペットフード大手企業の関連支援団体会社/募金先です。
寄付をするときには画面右上のDonateボタンを押します。
次のような募金画面が出ます。
ウクライナの動物保護団体「Save Pets of Ukraine」とウクライナ最大のペットフードメーカー「Kormotech」社が、動物保護施設の調査を行った記事を見つけたので、まとめてみます。原文はこちらKORMOTECH WEBサイト。原文が優先となります。
爆撃に怯えるペットを落ち着かせたり、一緒に避難する場合の記事などもあります。
Save Pets of Ukrainetとは?
[Save Pets of Ukraine ]はウクライナ最大のペットフードメーカーKomatech社が2022年に設立、支援している団体です。
ペットのみならず動物園や避難所の問題を解決、サポートするべく奮闘しています。
Kormotech社の依頼により、ウクライナの社会学研究センターSocioinformがウクライナのペット関連の被害情報を調査しました。
14回の詳細なインタビューを行っています。
調査対象は以下のとおりです。
- 前線地域と後方地域のシェルター
- 不妊手術センター
- 動物ボランティアの代表者
【2023年1月時点】ウクライナで保護された犬は2万5千匹、猫は1万9千匹超
現在510のシェルター、不妊手術センター、ボランティアが保護している動物の数は下のとおりです。(2023年1月保護施設の調査・ウクライナ全土)
- 2万5,799匹の犬
- 1万9,473匹の猫
ウクライナの戦争のため、シェルターや動物ボランティアがお世話をしている数は、
- 後方地域では20~30%、
- 動物ボランティアの世話では60%、
- 前線地域のシェルターでは100%以上
と急激に上昇。戦争で保護された動物の多くは、避難の際に飼い主に捨てられたペットです。
フード、獣医師の診療(医療)、薬の緊急支援が必要
主な援助源はウクライナ人からの寄付であり、大量移住と所得水準の低下によりシェルターには大きな資源不足に見舞われています。
とくにウクライナでは次の3つが不足。
- フード
- 獣医のサポート
- 薬
- 【冬季】暖房費と頻繁な停電(電気は給水、暖房、冷蔵庫の操作に使用)。
犬猫に必要なフード量
1日あたり犬300g、猫250gのフードが必要です。
- 犬用7,740kg、猫用4,868kg/月
- 犬用2,825トン、猫用1,777トン/年
シェルターやボランティアは、これだけの量のペットフードを必要としています。
全土に必要なフードの25%を提供
2022年3月から2023年1月にかけて、Save Pets of Ukraineはシェルターや動物ボランティアに約1,000トンの食料を提供。
ウクライナ全土の必要量の4分の1にあたります。
このうち20%はKormotech社から、残りはパートナーのU-Hearts Foundationと外国のドナーから。
ウクライナのSave oet of Ukraineは、年間必要な食料の数字や、シェルターが抱える問題を把握し、援助をさらに効率的かつ体系的に行うことを計画。
発電機やヒーター、ワクチン、医薬品、ケージ、輸送用キャリアなを、すでにシェルターに配布を開始しました。
新しい里親を探したい
保護された動物の里親探しも緊急課題です。
2023年1月、Save Pets of Ukraineは、シェルター愛護の試験的プログラムを運用しました。
里親家庭やシェルターの不足
フードや医療の他にも問題は山積み。
- 動物の里親募集の減少
- シェルターのスタッフ不足
- シェルターの拡張
- 囲いの修理や建設
海外からの支援も積極的に行われていますが、現在シェルターや動物ボランティアは、一般市民、動物保護団体や慈善基金、ボランティア、企業などに依存しており、最前線では、破壊、シェルターからの避難の必要性、飼料や医薬品の購入と配送の困難さなどが深刻な問題に。
最終目標は捨てられた動物の里親家庭探し
「Adopt Pets of Ukraine」の2ヶ月間の協力を経て、4つのシェルター(Okhtyrka、Truskavets、Kyiv、Horishni Plavni)から57匹の動物が里親家庭に迎えられました。
保護されたペットは次のサポートを受けられます。
- フード
- 移動用のキャリー/ケージ
- 犬用のリードと首輪
- 予防接種のためのワクチン、チップ、パスポート、
- 寄生虫に対する外部/内部治療の準備
- 提携クリニックでの不妊手術が施されます。
Save Pets of Ukraineは、この愛護プログラムを50のシェルターまで拡大する予定。
原文はこちらです。原文が優先となります。
ウクライナ戦争で犠牲になる動物たち
【2023年6月】2022年2月から始まったウクライナの戦争についていくつかピックアップした記事です。
【2023/6/7】ウクライナのダムが破壊、300匹の動物が水の下に
下流の動物園では、白鳥とアヒルをのぞき、300の動物たちが洪水の下に沈んだそうです。
憩いの場として人気のある動物園だったようで、人間の都合で命を落とした動物たちの無念はいかばかりか。
【2023/6/18】ダム決壊で取り残された犬猫を保護 ウクライナ
ウクライナの首都キーウにあるパトロン・ペットセンターでは、カホウカ水力発電所のダム決壊により洪水が発生した南部ヘルソンで保護された犬や猫の支援を行っている。
センターの幹部によると、保護活動を始めてから1週間で100匹以上を保護した。
飼い主と再会した犬猫もいる一方、新たな飼い主に引き取られるケースもある。引き渡される前にすべての犬猫にはワクチン接種・避妊手術が施され、マイクロチップが装着される。(c)Anna MALPAS
AFBNews
【2023/6/22】ウクライナより猫のお守り発送
ウクライナから猫のお守り直接発送。注文は本人にメッセージ(※自身の責任にてやりとりしてください)してください。
※支援ではないのですが、かわいいし(^^)、何らかの励ましになるかなと。
問い合わせたところ、ペイパル前払い、個数によりますが送料込みで1個2000〜2500円ほどになる計算です。
My name is Kateryna, I'm from Ukraine🇺🇦 and I make handmade toys, turning your ideas into reality. I have already sewn more than 30 types of animals. I send part of the money from orders to a charity fund. Worldwide delivery 😍 pic.twitter.com/5uAE99dgST
— Catyunya (@Catyunya_) October 17, 2023
過去のウクライナの動物たちの写真
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【写真特集】ウクライナ、戦禍の動物たち 写真45枚 国際ニュース:AFPBB News
www.afpbb.com