【吾輩は猫である 現代版】猫視点で描くオリジナル短編

吾輩は猫である ―同僚 編―

2026年4月24日

吾輩は猫である ―同僚 編―

吾輩は猫である。
名前はまだない。

同じ場所に、
同じ時間にいる。
だが、
主でも従でもない。

人間はこれを、
同僚と呼ぶ。

役割は違う。
得意も違う。
見ている方向も、
少しずつ違う。

それでも、
並ぶ。

近すぎれば、
ぶつかる。
遠すぎれば、
連なれぬ。

ちょうどよい距離で、
同じ流れに乗る。

吾輩は思う。
同僚とは、
助ける関係ではなく、
支え合う関係だと。

一方が崩れれば、
全体が揺れる。
だから、
互いに無理をさせぬ。

必要な時だけ、
手を出す。
それ以外は、
見守る。

信頼とは、
常に関わることではない。
任せられることだ。

同じ成果を目指し、
違う道を進む。
それで、
よい。

吾輩は猫である。
群れは作らぬ。
だが、
並ぶことはできる。
同僚とは、
同じ高さで
歩く存在なのだ。


並びゆく
高さ揃えば
道ひらく


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gonta

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