【吾輩は猫である 現代版】猫視点で描くオリジナル短編

吾輩は猫である ―七夕 編(織姫と彦星は仲良いの?)―

2026年7月7日

吾輩は猫である ―七夕 編(織姫と彦星は仲良いの?)―

吾輩は猫である。
名前はまだない。

年に一度だけ、
会えるという。

人間はこれを、
七夕と呼ぶ。

会えない時間が、
長い。

だからこそ、
会える日を待つ。

だが、
吾輩は少し考える。

本当に仲が悪ければ、
一年も待たぬ。

本当に興味がなければ、
会う日を数えたりもしない。

待ち続けるということは、
それだけで、
心がつながっている証なのかもしれぬ。

吾輩は思う。
仲が良いとは、
いつも一緒にいることではないと。

離れていても、
信じられる。

会えなくても、
想い続けられる。

それもまた、
絆である。

猫は、
適度な距離を好む。

ずっと隣にいなくても、
安心できる相手がいる。

近すぎず、
遠すぎず。

その距離が、
長く続く関係をつくる。

一年に一度では、
少し寂しい。

だが、
その一日を、
誰よりも大切に思えるなら、
それも幸せなのだろう。

吾輩は猫である。
星は渡れぬ。
だが、
会えない時間が、
会える喜びを育てることは知っている。
七夕とは、
距離ではなく、
想いの深さを確かめる日なのだ。


離れても
想う心は
天の川

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gonta

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