「ヤタガラスが描かれた御朱印や限定お守りの写真付きで詳しく紹介!」
「熊野本宮大社のシンボル・ヤタガラスのご利益とは?限定御朱印やお守りの種類、参拝のポイントを写真付きで解説!」
熊野本宮大社とヤタガラスの関係とは?

熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)は、日本有数のパワースポットとして知られ、熊野信仰の中心的な存在です。そのシンボルとなっているのが「ヤタガラス(八咫烏)」。
ヤタガラスは、導きの神として日本神話に登場し、熊野本宮大社の社紋にも描かれています。ここでは、ヤタガラスとはどのような存在なのか、なぜ熊野本宮大社の象徴となったのか、その意味を詳しく解説しましょう。
写真は基本的に、熊野本宮大社のものです。
記事の一部で御朱印については、熊野速玉大社、熊野那智大社の御朱印もご紹介しています。
ヤタガラスとは?神話に登場する導きの神

ヤタガラス(八咫烏)は、三本足のカラスとして日本神話に登場する神聖な存在です。その最大の役割は 「導きの神」 であることです。
神話におけるヤタガラスの役割
ヤタガラスは、『日本書紀』や『古事記』に記述されており、特に 神武天皇(じんむてんのう) の東征において重要な役割を果たしました。
神武天皇は、日本を統一するために九州・高千穂から奈良(大和)へ向かいましたが、険しい山々に阻まれ、道に迷ってしまいます。
そのとき、天照大神(あまてらすおおみかみ)の使いとして遣わされたのが ヤタガラス 。ヤタガラスは神武天皇を先導し、無事に大和へと導いたと言われています。

この神話から、ヤタガラスは「正しい道へ導く神」として信仰されるようになりました。
現在でも、人生の岐路に立つ人や、成功を願う人々から特別な存在として崇敬されています。
なぜ熊野本宮大社のシンボルになったのか?
熊野本宮大社がヤタガラスと深い関係を持つ理由は、神武天皇が熊野を経由して大和へ向かったという神話に由来します。
熊野と神武天皇のつながり
- 熊野地方は、古来より 神々が宿る地 とされ、熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)が信仰の中心でした。
- 神武天皇が東征の際、熊野の山中で迷い、ヤタガラスの導きによって大和へ到達 したと伝えられています。
- このことから、ヤタガラスは 熊野の神々の使い として特別な存在となり、熊野本宮大社の象徴となりました。
また、熊野古道を歩くと、至るところに ヤタガラスのマークが描かれた道標。
これは、かつて神武天皇を導いたヤタガラスのように、熊野詣の巡礼者を正しい道へと導くという意味が込められています。
熊野本宮大社の社紋に込められた意味

熊野本宮大社の社紋は、「八咫烏紋(やたがらすもん)」と呼ばれ、三本足のカラスがデザインされています。
この社紋には、いくつかの象徴的な意味が込められています。
① 三本足の意味

八咫烏の最大の特徴は、通常のカラスと異なり 三本の足 を持っていることです。
これは、日本だけでなく、中国や東アジアの伝説にも登場し、神聖な鳥として信仰されています。
- 「天・地・人」の調和 を表す
- 「過去・現在・未来」 をつなぐ存在
- 「三位一体」の力(熊野本宮・速玉・那智の熊野三山を象徴)
このように、三本足のデザインは 熊野信仰の本質を表すシンボル となっています。
② 勝利と成功への導き

ヤタガラスは「導きの神」であることから、人生の成功や勝負運を高める存在 としても信仰されています。そのため、熊野本宮大社ではヤタガラスが描かれた お守りや御朱印 が人気を集めています。
また、八咫烏は日本サッカー協会(JFA)のシンボルとしても採用されています。これは、熊野の神々が持つ「導く力」が、サッカー日本代表を 勝利へ導く という願いを込めたものです。
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熊野本宮大社でヤタガラスのおすすめ御朱印やグッズを集めてみた
熊野三山のヤタガラス(八咫烏)ダルマ
思わず購入してしまった、ヤタガラスのダルマです。

うちの猫がさりげなく左側に入っています。

熊野三山を一つずつ回って、書き入れていただきました。本当は先に片目と願いごとを入れてからなのですが、旅先でペンが入手できなくて笑。
帰宅してから書き入れます。 願いが叶ったら両目にします。
霊験あらたかなるカラス文字で描かれた熊野本宮大社の護符です。

熊野牛王神符(くまのごおうしんぷ)「お烏(からす)さん」について
熊野牛王又は宝印神符ともいう、俗に「オカラスさん」ともよばれ、カラス文字でかかれた熊野山独特の御神符であります。
その起源は詳らかではありませんが、当社の主祭神 家津美御子大神(ケツミミコ)大神(素戔嗚尊ースサノオノミコト)と天照皇大神との高天原における誓約、或は神武天皇御東征の際の熊野烏の故事に由縁するとも云われています。
(中略)
とあって、毎年一月七日夕間迫る時刻厳修される小思島神事(県無形文化財)に秦上し暮り、古来より牛王刷り初めの神事として有名です。
当社の熊野牛王は、烏文字を木版で手刷りのもので、当社のお烏さんの数八十八羽で、古く天武朝白鳳十一年(約1300年前)始めて熊野僧徒牛王宝印奉ると記せられている。(中略)
この鳥文字の数は三山(本宮、新宮、那智各大社)それぞれ異り、当社は八十八羽の烏を見事にデザインして熊野宝印とみとめられる。
時代が降るに伴いこの御神符も色々な方面に用いられ、鎌倉時代には「誓約書」ともなり江戸時代には「起誓文」の代りとして用いられた。
古くから、熊野権現への誓約を破ると熊野大神の使である烏が一羽亡くなり、本人も血を吐き地獄におちると信じられてきたのである。
この様に「熊野牛王神符」は熊野信仰の人々を凡ゆる災厄から護っていただいた御神符で
カマドの上(現今はガスの元栓)にまつれば火難をまねがれる
門口にまつれば盗難を防ぎ
懐中して飛行機、船にのれば、船酔い災難をまぬがれる
病人の床にしけば、病気平癒となる
今日当社で、神前結婚式の誓詞の裏に貼布しているのも右の故事によるものである。
敬白 熊野本宮大社
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熊野本宮大社の御朱印


その他にも御朱印があったようですが、時間切れ(スタミナ切れ)です。

お守り
5色のお守りです。

お守りはいろいろありました。下は特大のもので、手のひら2個分くらいはあったか?(記憶違いかもですがとにかく大きい)。

こちらもかわいかったです。


おまけでいただいたものです。全員かわかりません、たくさん買ったからでしょうか?

御朱印帳袋(巾着ーキンチャク)
ゴールドと黒、黒白の巾着袋がありました。

おみくじ
通常のおみくじは金とカラスのお腹に入っています。期間限定のおみくじは黒のカラス。



袋

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熊野速玉神社と熊野那智大社

神倉神社。御朱印の中に烏の姿が見える。





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まとめ|熊野本宮大社でヤタガラスのご加護を受けよう!
ヤタガラスは 神武天皇を導いた神の使い であり、熊野本宮大社のシンボルとして信仰されてきました。その社紋には 「導き」「勝利」「三位一体」 などの意味が込められています。
熊野本宮大社を訪れた際には、境内のさまざまな場所に描かれた ヤタガラスのシンボル を探しながら参拝してみてください。
また、ヤタガラスの力を授かることができる 御朱印やお守り もチェックしてみましょう。これらを手にすることで、あなたの人生の道を明るく照らしてくれるかもしれません。