吾輩は猫である。
名前はまだない。
決めるという行為には、
重さがある。
紙の上の線一本が、
現実を変える。
人間はそれを、
責任と呼ぶ。
AIは、
答えを出す。
速く、
正確に、
迷いなく。
だが、
その答えを
採るかどうかは、
人が決める。
結果が良ければ、
称賛される。
悪ければ、
理由を問われる。
その矢面に立つのは、
常に人間である。
吾輩は思う。
責任とは、
結果を引き受ける覚悟だと。
知識があるだけでは足りぬ。
技術があるだけでも足りぬ。
その先にある影響を、
想像し続けること。
人の安全、
社会の信頼、
長く続く仕組み。
それらを守るために、
判断はある。
技術士とは、
肩書きではない。
最後に「それで行く」と
言える者のことだ。
迷いながらでもよい。
だが、
逃げてはならぬ。
吾輩は猫である。
決裁はしない。
だが、
一歩踏み出す重さは知っている。
責任とは、
誰かのために、
自ら前に出ることなのだ。
決めるとは
背負う覚悟の
名であった