【吾輩は猫である 現代版】猫視点で描くオリジナル短編

吾輩は猫である ―一周年——世に問う編―

2026年5月18日

吾輩は猫である ―一周年——世に問う編―

吾輩は猫である。
一年、書き続けてきた。

振り返れば、実に様々なことを書いた。
働くこと、組織のこと、責任のこと、
そして人が人であるがゆえの曖昧さについて。

それらは、正解ではない。
むしろ、正解を提示するつもりなど初めからない。

ただ一つ、確かなのは、
吾輩は「問い」を投げてきたということである。

なぜそれをするのか。
世の中があまりにも“答えらしきもの”で満ちているからだ。

効率、正しさ、最適解。
それらは一見、合理的に見える。
だが、その裏で何かがこぼれ落ちている。

誰のための正しさか。
何を切り捨てて成立しているのか。

その違和感を、見逃したくない。

ゆえに、これからは少し踏み込む。
この一年で書き溜めた問いを、外に向けて差し出す。

読む者に委ねる。
考えるか、流すか、否定するか。

それでよい。

文章とは、本来そういうものである。
読む者の中で完成するものだ。

吾輩の役割は、問いを置くことに過ぎない。
だが、その問いがどこかで誰かの思考に引っかかるなら、
それは十分に意味がある。

一年書いた。
だからこそ、問う。


問いひとつ
置いて去りゆく
猫である


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gonta

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