【吾輩は猫である 現代版】猫視点で描くオリジナル短編

吾輩は猫である ―鍼灸とカイロプラティックとマッサージ 編―

2026年6月25日

吾輩は猫である ―鍼灸とカイロプラティックとマッサージ 編―

吾輩は猫である。
名前はまだない。

体は、
静かに歪む。
急に壊れるわけではない。
少しずつ、
偏りが積み重なる。

人間はそれを整えるために、
いろいろな方法を持っている。

鍼灸。
カイロプラティック。
マッサージ。

どれも、
体へ向き合う技である。

吾輩は思う。
不調とは、
突然現れるものではないと。

座り方、
歩き方、
疲れ、
緊張。
それらが積み重なり、
ある日、
形になる。

猫は、
よく伸びる。
無理な姿勢を続けぬ。
疲れれば休み、
違和感があれば動きを変える。

それが、
自然な調整である。

人間は、
限界まで我慢する。
まだ大丈夫と、
先送りにする。

だが、
体は記憶している。

少し整えるだけで、
呼吸が変わる。
視界が軽くなり、
動きも変わる。

大切なのは、
「治す」より、
「崩れすぎる前に戻す」ことだ。

吾輩は猫である。
施術は受けぬ。
だが、
整える感覚は知っている。
体とは、
使い続けるほど、
手入れが必要になるものなのだ。


崩れる前
整え続け
軽くなる


  • この記事を書いた人

gonta

-【吾輩は猫である 現代版】猫視点で描くオリジナル短編