【吾輩は猫である 現代版】猫視点で描くオリジナル短編

吾輩は猫である ―才色兼備 編―

2026年6月26日

吾輩は猫である ―才色兼備 編―

吾輩は猫である。
名前はまだない。

美しいだけでは、
長くは残らぬ。
賢いだけでも、
人は近づかぬ。

人間はこれを、
才色兼備と呼ぶ。

見た目と、
中身。
華やかさと、
実力。

両方を持つ者は、
確かに目を引く。

だが、
本当に難しいのは、
その均衡を保つことだ。

吾輩は思う。
魅力とは、
一つでは成立せぬと。

外側だけなら、
時間で薄れる。
内側だけなら、
伝わりにくい。

だから、
両方を磨く。

猫もまた、
毛並みを整える。
だが同時に、
距離感を読み、
空気を見ている。

ただ綺麗なだけでは、
生き残れぬ。

人間は、
「完璧」を求める。
だが、
本当に惹かれるのは、
少しの隙を持つ者だ。

強すぎず、
近寄りがたすぎず。
その余白が、
魅力になる。

吾輩は猫である。
才も語らず、
色も誇らぬ。
だが、
整え続けることの価値は知っている。
才色兼備とは、
外と内を
静かに磨き続ける姿なのだ。


美しさ
磨くは外より
内の芯


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gonta

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