吾輩は猫である。名はまだない。 日々の暮らしは穏やかだが、時に地は揺れ、風は荒れ、雨は牙をむく。そのたびに、人は「防災」を語る。だが忘れてはならぬ。人と共に生きる吾輩たちにも備えは必要だということを。 キャリーケースは避難の船。普段から慣れていなければ、いざという時に吾輩は中で暴れる。水とカリカリは三日分。薬やトイレ砂も、小さな袋にまとめておくのがよい。 首輪やマイクロチップは、離れたときに吾輩を見つける道しるべ。写真も大切だ。「この子です」と飼い主が示せる証拠となる。 避難所では「動物は困る」という声も ...