吾輩は猫である。
名前はまだない。
形のないものに、
価値が宿る。
触れられず、
量れぬが、
確かにある。
人間はこれを、
知財と呼ぶ。
アイデア、
仕組み、
表現。
それらは、
見えぬがゆえに、
守らねばならぬ。
吾輩は思う。
守るとは、
閉じることではないと。
開かねば、
伝わらぬ。
だが、
開きすぎれば、
失われる。
その間に、
線を引く。
どこまで見せ、
どこから守るか。
それを決めることが、
価値を保つ。
人間は、
作ることに
意識を向ける。
だが、
守ることもまた、
同じ重さを持つ。
使われてこそ、
意味がある。
だが、
無秩序では、
続かぬ。
吾輩は猫である。
書類は持たぬ。
だが、
守るべき境界は知っている。
知財とは、
創ることと守ることの
均衡の上に成り立つものなのだ。
見せ守る
その引き方に
価値宿る