吾輩は猫である。
名前はまだない。
人間は、
頑張ったあとに、
ご褒美を用意する。
美味しいものを食べたり、
欲しかった物を買ったり、
少し贅沢な時間を過ごしたり。
それもまた、
生きる楽しみなのだろう。
吾輩にも、
ご褒美はある。
お気に入りのおやつ。
窓辺で浴びる、
午後の日差し。
主人に、
そっと頭を撫でられること。
どれも、
値段では測れない。
吾輩は思う。
本当のご褒美とは、
何かを手に入れることだけではない。
今日も、
最後までやり切った。
誰かの役に立てた。
昨日より、
少しだけ成長できた。
そう思えた時、
心は静かに満たされる。
人間は、
次の目標ばかり見てしまう。
だが、
時には立ち止まり、
「よく頑張った」と
自分を認める日があってもよい。
ご褒美は、
怠けるためではない。
また一歩、
前へ進むための力になる。
吾輩は猫である。
おやつをもらうと、
明日も主人を癒やそうと思う。
人間もまた、
小さなご褒美を大切にすれば、
毎日は少しだけ豊かになるのだ。
頑張れば
明日への力
ご褒美に