【吾輩は猫である 現代版】猫視点で描くオリジナル短編

吾輩は猫である ―猫踊り 編―

2026年7月26日

吾輩は猫である ―猫踊り 編―

吾輩は猫である。
名前はまだない。

音が鳴る。

気づけば、
体が少し動く。

人間はこれを、
踊りと呼ぶ。

上手い者もいる。
リズムに乗る者もいる。
少しずれる者もいる。

だが、
笑っている者が、
一番楽しそうだ。

吾輩は思う。
踊りとは、
技術を競うものではないと。

心が動いた時、
体も自然に動く。

それだけで、
十分なのである。

猫は、
嬉しい時、
尻尾が立つ。

楽しい時、
駆け回る。

眠る前には、
突然走り出す。

人間には理解できぬらしいが、
あれも猫なりの踊りなのかもしれぬ。

誰かに見せるためではない。

今という時間を、
楽しむために動く。

人間は、
うまく踊ろうとする。

だが、
本当に大切なのは、
うまさではなく、
楽しさである。

吾輩は猫である。
盆踊りは踊らぬ。
だが、
気分が良ければ、
部屋中を駆け回る。
猫踊りとは、
心が弾んだ瞬間に、
自然と始まる喜びの表現なのだ。


心弾み
気づけば猫も
舞い踊る


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gonta

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