猫の飼育

猫500匹と暮らした文豪・大佛次郎の50年記念イベント「猫と大佛次郎物語」

2023年4月6日

大佛次郎は「猫は一生の伴侶」と語るほどの愛猫家!500匹の猫に囲まれて暮らしました。

いつも十数匹の猫に囲まれた生活の中から童話「スイッチョ猫」が誕生。

横浜の大佛次郎記念館では、絵本原画や大佛が愛用した猫の手あぶり、収集した置物などを集めた人気コーナーのほか、玄関、照明、展示ギャラリー内など館内随所で猫コレクションが見られます。


大佛次郎(1897-1973)が亡くなってから50年を迎えます。

港の見える丘公園内の大佛次郎記念館では、2023年4月から1年間にわたり記念事業を開催!

猫を愛した文豪の「スイッチョねこ」「猫のいる日々」

大佛次郎は数多くの文学作品を生み出しました。その中には猫にまつわる「スイッチョねこ」「猫のいる日々」もあります。

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大佛次郎没後50年記念キャラクターペンねこ(2代目)が誕生!


大佛次郎没後50年記念して、新しいキャラクターが誕生。

しっぽは、大佛次郎が愛用していた万年筆のペン先のようになっている「ぺんねこ」。
のんびりした表情がかわいらしいです。5つのポーズがあり、没後50年記念事業の会場に登場する予定。

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令和5(2023)年04月22日(土)~08月20日(日)「おさらぎじろう展―漫画「ぼくの伴侶 猫と大佛次郎物語」


次郎没後50年記念 テーマ展示「おさらぎじろう展―漫画『ぼくの伴侶 猫と大佛次郎物語』より」

2023年、作家・大佛次郎の没後50年を迎えます。

1897年(明治30)、現在の横浜市中区英町に生まれた野尻清彦(のちの大佛次郎)は、小説約500作、ノンフィクション、童話、戯曲、エッセイ約1800編など、半世紀以上にわたって幅広いジャンルの作品を執筆しました。

今回の展示では、その暮らしと仕事を、へげかもこによる漫画作品「ぼくの伴侶 猫と大佛次郎物語」とともに紹介します。

「ぼくの伴侶」では、大佛次郎のエッセイなどに書かれたエピソードをもとに、酉子夫人や猫たち〈伴侶〉と育まれる絆のほか、「鞍馬天狗」シリーズや「ドレフュス事件」、「スイッチョねこ」などの作品誕生の背景が見事に描き出されています

Ⓒ「ぼくの伴侶 猫と大佛次郎物語」へげかもこ/少年画報社
Ⓒ「ぼくの伴侶 猫と大佛次郎物語」へげかもこ/少年画報社

現実の大佛次郎と、「ぼくの伴侶」の大佛次郎。そして伴侶たち。

漫画の世界と当館所蔵資料の間を行き来しながら、大佛次郎の生涯と作品を辿ります。

関連イベント

*6/11(日) サロントーク「大佛次郎を漫画にするまで -猫と資料とストーリー」
 出演:へげかもこ(漫画家)、常山美栄子(雑誌「ねこぱんち」編集長)

*パネル展示「ぼくの伴侶 猫と大佛次郎物語」一話まるごと展示

*動画「鎌倉の家」上映(約12分)

開催概要

【会期】 2023年04月22日(土)~2023年08月20日(日)
【開館時間】 10:00~17:30(最終入館17:00)
【観覧料】一般200円 団体(20名以上)150円、中学生以下無料

   ※横浜市在住の65歳以上の方100円(濱ともカード等をご提示ください)
   ※毎月第2・第4土曜日は高校生以下無料
   ※毎月23日は「市民の読書の日」につき、高校生以下無料
   ※障がい者手帳をお持ちの方とお付添の方1名は無料
【休館日】2023年5/1を除く毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は、翌平日)

【展示解説※】第2土曜日14:00~約30分  5/13、6/10、7/8、8/12 

【協賛】株式会社浦辺設計/大佛次郎研究会/株式会社ポンパドウル/横浜高速鉄道株式会社/横浜市金属建具工事協同組合

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令和5年1月6日(金)~4月16日(日)「大佛次郎×ねこ写真展2023」


猫は生涯の優しい伴侶であり「私の家に住んだ猫の数は五百匹に余る」と綴った作家・大佛(おさらぎ)次郎(じろう)。

港の見える丘公園にある大佛次郎記念館では、来て見て楽しい、ねこいっぱいの写真展を開催します。


応募作品には、18文字程度のコメントが添えられ、“ねこ愛”が溢れるものから、ひとひねりあってクスッと笑いを誘うものまで、実に多種多様です。

「大佛次郎×ねこ写真展2023」一般の部応募作品

7回目の今回は、公募で集まった作品は370点。ねこたちの写真が並ぶロビーは、圧巻です。
来館者及び、SNS(Twitter、Instagram、Facebook)による人気投票も開催します。


SNSは、# おさらぎねこ で検索をしてみてください。

「大佛次郎×ねこ写真展2023」子ども部門 応募作品

子ども部門では、小学生以下のみなさんが撮影したねこの写真が並びます。こちらも見逃せません。


2階のギャラリーでは、テーマ展「大佛次郎 美術の楽しみ―大佛次郎記念館コレクションより―」を同時開催。2階にも、大佛次郎愛蔵のねこの置物や絵画があり、合わせてお楽しみいただけます。

開催概要

会 期 令和5年1月6日(金)~4月16日(日)
開館時間 3月まで 10:00~17:00(入館は16:30まで)
     4月  10:00~17:30(入館は17:00まで)
休館日 月曜日(祝休日の場合は翌平日)
観覧料 大人(高校生以上) 200円(150円)
    中学生以下 無料
 ( )内は20人以上の団体料金
 ※横浜市在住の65歳以上の方 100円
 ※毎月23日「市民の読書の日」と第2・第4土曜日は高校生無料
 ※障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
主催 大佛次郎記念館
協賛 株式会社ポンパドウル 株式会社美濃屋あられ製造本舗 ホテルニューグランド 横浜高速鉄道株式会社 横濱元街霧笛楼(50音順)

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9/15(金)19:00開演「ねこ尽くし 名作落語の夕べ」猫好き大佛にちなんだ特別企画

大佛次郎没後50年記念キャラクターペンねこ(2代目)のポーズ
大佛次郎没後50年記念キャラクターペンねこ(2代目)のポーズ


横浜にぎわい座 2階ギャラリー
大佛次郎没後50年特別企画「猫尽くし 名作落語の夕べ」【横浜にぎわい座】
大佛次郎が大の猫好きだったことにちなみ、「猫尽くし」の演目を揃えた落語会を開催します。柳家さん喬「猫定」、橘家文蔵「猫の災難」、立川志の春「猫の皿」のほか、動物ものまねの江戸家猫八も出演して「猫尽くし」を彩ります。


開催概要

【開催日時】9/15(金)19:00開演 横浜にぎわい座 芸能ホール
【出演】柳家さん喬、橘家文蔵、立川志の春、江戸家猫八
【料金】全席指定3,200円【7/1発売】 ※半券提示で大佛次郎記念館入館料が50円引
【問】横浜にぎわい座045-231-2525
また、4月22日から開催の「おさらぎじろう展―漫画「ぼくの伴侶 猫と大佛次郎物語」
では、大佛次郎の半生を描く、へげかもこ作の漫画『ぼくの伴侶 猫と大佛次郎物語』(少年画報社・2022年刊行)と共に、漫画世界と所蔵資料の間を行き来しながら、大佛次郎の足跡をたどります。

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大佛次郎が約10年間仕事場としたホテルニューグランドの宿泊プラン

1927(明治30)年横浜に生まれた大佛次郎は、昭和6年から約10年間にわたり、ホテルニューグランドを創作活動の場としていました。

大佛次郎が仕事部屋にした318号室は「鞍馬天狗の間」と呼ばれ、一般客も宿泊可能。猫のチャームがついた鍵を使っています。クラシックですね。

画像:猫のチャームがついた鍵。大佛次郎NEWSより
画像:猫のチャームがついた鍵。大佛次郎NEWSより

ホテルニューグランドは、横浜のクラシックホテル。一度は泊まってみたいところです。

その他にも図書館、文化施設、西洋館での記念展示、記念館を袴で楽しむ日帰り観光プラン、市民団体による大佛原作映画上映会、そして日本画家鏑木清方が大佛次郎主宰誌「苦楽」に描いた作品を紹介する企画展と、幅広いラインナップ。

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その他のイベント

その他にも図書館、文化施設、西洋館での記念展示、記念館を袴で楽しむ日帰り観光プラン、市民団体による大佛原作映画上映会、そして日本画家鏑木清方が大佛次郎主宰誌「苦楽」に描いた作品を紹介する企画展と、たくさんの企画があります。

中でも「大佛次郎記念館編「南方ノート・戦中日記」(未知谷)の刊行」刊行に合わせ、8月26日より特別展【初公開&出版記念「南方ノート」と「戦後日記」―大佛次郎が見た戦中・戦後】は目玉。

同盟通信社の嘱託として南方(現シンガポール・マレーシア・インドネシア)を視察した際の日記「南方ノート」と、戦後1946年から1950年に書けて書かれた「戦後日記」を取り上げ、日本軍政下の南方と、GHQ占領下の日本で大佛次郎が何を見たのか、思ったのか、作家の視線と時代に迫る展示です。

時代小説「鞍馬天狗」「赤穂浪士」、開化小説「霧笛」、ノンフィクション「パリ燃ゆ」、史伝「天皇の世紀」、戯曲、童話、エッセイなど、たびたび映像化され、今なお読み継がれる作品を遺した大佛次郎。

横浜に住む猫好きさん、横浜を訪れた猫好きさん、ぜひ大佛次郎の足跡をたどり、大佛次郎記念館を訪問してみませんか?

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らみえる(管理者)

ねこねこ王国運営者。慶應義塾大学卒、一般企業で広報、編集校正の仕事を経て、現在は動物ライター&デザイナーとして活動。会員制猫専用ホテル&ペットシッターキャッツカールトンを運営(動物取扱業)。動物取扱責任者、愛玩動物飼養管理士。現在は猫4匹と暮らす。幼少時から犬、リス、うさぎ、鳥、金魚などさまざまな動物と過ごし、生き物を愛してやまない毎日です。 インスタグラム お仕事用サイト

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