三匹目をお迎えしたいけど、どこからお迎えしよう。
三匹目はペットショップやブリーダーから購入するのがいいのか?それとも保護猫をお迎えするのがいいのか?
先住猫二匹と仲良くしてもらいたい。三匹目はどんな子がいいのかな?
などなど、猫をどこからどんな子をお迎えしたら良いのかを、悩んでいませんか?
らみえるは調布の保護猫団体ラフスペースさんから、令和2年7月19日に、三匹目の獅子丸をお迎えしました。
二匹目の葵も、その前の令和元年10月にラフスペースさんから保護猫をお迎えしました。
調布のラフスペースから保護猫を迎えるにはどうしたらいいの?実際にお迎えしてみましたの記事で、詳細に書きましたので、一読してみてくださいね。
三匹目の猫を保護猫団体からお迎えして、三匹の猫との暮らしは、とてもにぎやかで楽しいです。
この記事では、らみえるが実際の経験を元に、三匹目をお迎えするなら保護猫団体さんからをおすすめする、7つの理由をお話します。
私は三匹目の猫を保護猫団体からお迎えしました
3匹目の獅子丸をお迎えしたのは、らみえる家の先住猫の信虎が3歳、二匹目の葵が4~5歳(※葵は保護猫のため正確な年齢は不明)のときです。
人間二人と猫二匹の生活がすっかり落ち着いた頃、漠然と三匹目をお迎えしようと思い、いくつかの保護猫カフェを回ってみたり、里親募集の記事を見ていました。
また、積極的に何度か友人の猫を預かってみて、どんな子がうちの子と合うのか?などと考えていました。
そんなとき二匹目の葵をお迎えした調布の保護猫団体ラフスペースさんから『ブリーダーが64匹を一斉に放棄したため、シェルターに収容しきれない』というお話をお聞きしました。
いずれもう1匹を迎えようと思っていたところだったので、ラフスペースさんに行ってみたのが3匹目の獅子丸をお迎えするきっかけでした。
実際に会ってみて、14日間のトライアルを経て正式な里親としてお申し込みをしました。
令和2(2020)年7月19日、わが家に獅子丸がやってきました。
今ではとてもにぎやかで楽しいわが家 ❤
獅子丸が来たことで、欠けていたピースがぴったりとハマった感じです。
この記事でいう保護猫団体とは、保護猫カフェ、譲渡会を開催する保護猫団体、保護猫の個人ボランティアなど、複数の保護猫を譲渡している保護主全体を指します。
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3匹目の猫を飼うのであれば保護猫団体からのお迎えがおすすめな7つの理由
らみえるの経験から考えても、お家の子が一匹から二匹に増えたときより、二匹から三匹に増えたときのほうが、飼育難易度がぐっと高かったように感じます。
3匹目の猫を飼うのであれば保護猫団体からのお迎えがおすすめの理由 を7つ書いていきます。
理由①多頭飼育に慣れている子が多い
人間と同じで、猫の数が増えれば、猫同士の関係も複雑になります。
保護猫団体さん、保護猫カフェ、保護猫の個人ボランティアさんのところでは、数匹から何十匹といった数を同時に飼育しているところが多いです。
複数の猫たちとの集団生活を経験している猫たちは、集団生活にある程度、慣れています。
中には集団生活に馴染めない子もいますので、そういう子は一匹でお迎えすることを勧められるかもしれません。
ただ、そういう子でも家庭に入ると、いきいきと、他の猫と仲良く遊ぶこともあります。
一方、ペットショップ出身の猫、利益を追求する繁殖業者の元にいる猫たちは、ほとんどが小さな頃に親兄弟から引き離されてしまいます。
まだ親兄弟が恋しいときから、段ボールで輸送され、ガラスケースに入れられて、1人ぼっちで過ごしているのです。
親兄弟や人間など、他者との関わりを学ぶ大切な時期に、関係を築く訓練ができていないケースが多いともいわれています。
我が家でいうと、一匹目の信虎はペットショップ出身で、長いこと噛み癖が直らず、やや手をやきました。
最終的に落ち着きましたが、その話はまたいずれ記事で紹介します。
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理由②相性が合う猫をゆっくり探せる
いろいろな保護猫団体やカフェを回ってみてください。
らみえるも、いくつか回りました。
どの子も可愛くて決め手に欠けていましたが、最終的には二匹目の葵と同じ調布の保護猫団体ラフスペースさんから、獅子丸を譲渡していただきました。
猫は単独行動をする動物と言われていますが、個性はさまざまです。
複数の猫がいる環境では、猫たちがどのように遊んでいるかを見られるし、猫同士の関係がわかります。
人と関わり方も見えてきます。
一般的には家庭に新たに猫をお迎えする場合、元気いっぱいの子猫とゆっくり過ごしたい高齢の猫は相性が悪いなど、言われます。
あまり年が離れていない方が良いなど、傾向はありますが、最終的には猫同士の相性です。
二匹がすでにいる家庭では、両方の猫と、さらにお迎えする子の相性を考えるのは難しいです。
二匹のときはうまくいっていたのに、三匹目をお迎えしたらバランスが崩れて、うまくいかなくなったケースもときどき耳にします。
慎重すぎるほどになって間違いありません。
「一匹飼いをご希望される方には、一匹飼いが向いている猫を、先住さんがいる場合は、年齢や性格やこれまでの経緯などを伺い可能な限り相性の合いそうな子を、お留守番があるお宅や若い子や明るい子は、仲のいい子と複数匹で、などなど、個々に合わせて幸せな環境を考えてお話を進めさせていただいています。」
というのは、葵や獅子丸をお迎えした保護猫団体ラフスペース代表の根本さんの言葉です。
保護猫団体さん、保護猫カフェ、個人の猫ボランティアさんなどは、その猫たちがどんな性格なのか、一匹で飼ったほうがいいのか、複数で飼うほうが向いているのか、などをよくみています。
積極的に、いろいろな話を聞いてみてください。
ペットショップなどでは基本的に常に1つのケージで、常時店頭に出され、他の猫たちとの関係や、人間とのふれあい方を見ることができません。
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理由③トライアルがある
この子をお迎えしてみたい、と思う猫に出会ったとき。
らみえるの場合も、トライアルで三匹目の獅子丸が来たときに、最初は先住の二匹が怯えてしまって大変でした。
トライアルの間、しょっちゅう保護猫団体ラフスペースの代表さんに、相談していました。
ただし猫同士の相性は、どれほど人間が努力してもうまくいかないということも、まれにあります。
ニンゲンと同じですね。
その場合は、よく保護主さんと相談して、かわりの猫をお迎えするという選択肢もあります。
ただし、トライアルというのは気軽なおためしでは決してありません。
猫をお返しするというのは、真剣に自分ができることをすべて重ね、それでもどうにもならない万一のとき、猫たちがお互い不幸にならないための最終的な救護策です。
トライアルが例えば2週間でうまくいかなくても、もしかしたら3週間、1ヶ月でうまくいくようになるかもしれません。
希望を感じたのであれば、保護猫団体、保護猫カフェ、個人の猫ボランティアさんとよく相談して、期間を延長してみましょう。
他頭飼育のお家で、猫団子になってる写真などをよく見かけますが、実は猫団子になるほど仲良しのケースはそんなに多くありません。
猫同士がくっつかなくても、ほどよく距離をおいてくれれば、大成功です。
ペットショップや繁殖業者から購入した猫であれば、家になじめない、といったときに返品することはできません。
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理由④正式譲渡後も、心強い相談相手がいる
多頭飼育になるほど、問題が起こる回数は確実に増えます。
トライアルの途中だけでなく、正式譲渡になった後も、保護猫団体さん、保護猫カフェ、個人保護主さんは心強い相談相手になってくれます。
複雑になりがちな猫同士の関係についても、経験が豊富です。
しかもわが家に迎えた子についてよく知っていて、三匹の三角関係????なども、適切なアドバイスをくれますよ。
譲渡する側は、譲渡してもらう側が予想するよりも、ずっと深い愛情で、保護した子たちを愛し、手間をかけて育てています。
保護した子を新たな家庭に送り出すときに、嬉しさと同時に寂しさで、陰で泣いていることもあるそうですよ。
保護活動には辛いことが多いけれど、幸せになった子の姿や話を聞くことが、猫の保護をしてくれる方たちのエネルギーになります。
たくさんうちの子の幸せ自慢をしたり、困ったことがあれば、遠慮なく相談してみてください。
保護猫団体さん、保護猫カフェ、個人保護主さんには、たまに経過報告を兼ねて写真やお便りをすると、喜んでもらえます。
上の写真に少し写っている猫のキャリーはアイリスオーヤマのATC-460です。
キャリーはいろいろな形がありますが、迷ったらこれが一番定番で、基本の形です。
5kgくらいまでの猫ならこれで大丈夫だと思います。
もう少し大きい猫ちゃんだと、ATC-530がおすすめです。
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理由⑤猫ネットワークができる
自分の猫の出身保護猫団体は、いわば我が子の「ふるさと」です。
例えばSNSなどで「同じ保護猫団体出身なので」というのは、親近感がわくし、共通項なので話のきっかけになりますね。
地元の保護猫団体さんなら猫ネットワークがあると、旅行や不在時の預かりなど、お互いに協力できるかもしれません。
犬なら外をお散歩しているうちに、ご近所さんと仲良くなって犬友さんができるのですが、猫は家の中にいるため、どこの家で、誰が飼っているのかもわからない。自分から行動をしないと猫友、猫ネットワークはなかなかできません。
例えばらみえるが二匹目、三匹目の猫を譲渡していただいた、調布の保護猫団体ラフスペースさんの場合は、「ラフっ子」という、里親さん同士の交流の場がインスタグラムにあります。
里親さん(候補も含む)同士で真剣に困ったことを相談したり、猫自慢やたわいもないお話ができる、素敵なグループです。
インスタグラム「ラフっ子」はこちら
ラフスペースさん以外でも、Facebookブループなどを作っている団体さんは多いので、団体さんに直接聞いてみたり、SNSでハッシュタグをつけて検索してみてください。
面倒だわ、という方は、普段はネットワークは使わなくても大丈夫です。
ただ、毎年のように自然災害が多い日本で、万が一のときに助け合える、情報交換できるような人がいるのは心強いです。
なんとなく意識しておくと良いと思います。
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理由⑥経済的負担が少ない
保護猫団体、保護猫カフェ、保護猫の個人ボランティアさんから保護猫をお迎えすることで、経済的な負担はぐっと減ります。
ペットショップや繁殖業者から猫をお迎えすると、何十万単位でお金がかかります。
保護猫団体、保護猫カフェ、保護猫の個人ボランティアさんなどからお迎えするのは、せいぜい数万です。
抑えた費用を使って、ご自身の猫フードのランクを一つあげたり、必要な医療費として準備しましょう。
一匹の保護猫をお迎えすれば、また次の猫を保護する活動資金となります。
譲渡のときにでも少し上乗せをして寄付をすれば、大変喜ばれます。
猫をすでに二匹飼っている人はわかると思いますが、猫はちょっとした風邪や嘔吐・下痢など軽微なものでも数千円、内視鏡や手術などになると、数十万単位の費用がかかることがあります。
高額な出費に備えた貯金をできない場合は、保険も選択肢の一つです。
頭数が増えると、病気や怪我のリスクも三倍か、というのが三匹をお迎えしたらみえるの感想です。
猫の一匹がお腹の調子を崩したり、風邪をひけば、二匹目、三匹目も、と次々にうつって、けっきょく全員病院に行くことも。
この令和三年の春、三匹の猫が次々に胃腸の調子を崩し、しまいにらみえる主人まで、ぎっくり腰に高熱。
コロナ騒ぎで猫を病院に連れて行くのもままならず、それはそれは大変でした笑。
病気は猫を選びません。
例えば猫にはFIP(猫伝染性腹膜炎)と呼ばれるとても致死率の高い病気があり、治療費が100万単位でかかります。
高額なお金を出して猫を購入したものの、FIPにかかった。
お金が払えないからクラウドファンディングで募金をつのっている個人の方が、ちらほらいるのをみたことがありませんか?
ペットショップや繁殖業者に猫を購入するための高額なお金を支払っても、お金は業者の利益になるだけで、猫たちの環境やお世話の改善にはつながっていないのが実情です。
らみえるの持論ですが、なにか役に立つことを心がけることで、自分にも回り回ってきっと帰ってきます。
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理由⑦猫助けになる
らみえる的に一番大切な理由がこの最後の「猫助け」です。
保護猫をお家に迎えることで、殺処分されるはずだった猫、お家がほしい猫を、まず1匹助けられます。
空いた枠で保護猫団体さん、保護猫カフェ、保護猫の個人ボランティアさんは、また次のもう1匹の猫を保護できるのです。
日本で令和元(2019.4-2020.3)年度に保健所で引き取られた猫の数は5万3342匹。
引き取られた半数以上2万7108匹もの命が失われています。
らみえるは保健所から猫をお迎えしたことがあります。
ドアを開けたときに一斉にこちらをみて救いを求めるように鳴いていた猫たちの姿が、今でも忘れられません。
それでも引取依頼、殺処分は年々へっています。
人間の意識が変われば、これからも状況は変わっていきます。
保護猫団体、保護猫カフェ、個人の猫ボランティアさんたちは、小さな子にミルクをあげ、病気があれば治療をし、人馴れ訓練をして、猫たちを引き取って懸命に里親家庭を探しています。
三匹目をお迎えしようと思うあなたは、立派な猫ラバー(猫愛好者)。
多頭飼育になるほど、保護猫をお迎えする家庭が増えるという統計もあります。
より多くの猫たちが幸せになる道を選択してほしいです。
保護猫をお迎えすることで、思いやりや愛情、優しさなど、学べることがたくさんあります。
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複数で飼う予定があるなら、最初から親子や兄妹、仲良し同士でお迎えするのが一番おすすめ
将来的に複数の猫を飼うことも考えているなら、最初から親子や兄妹、仲良し同士でお迎えするのが一番おすすめです。
わが家にお迎えした二匹目の葵にも、親子兄弟姉妹の血縁がたくさんいました。
今はそれぞれに里親家庭に迎えられていき、らみえるはその里親さんたちとは親戚みたいな、葵の血縁の猫たちは甥や姪みたいな、つながりを感じます。
「うちの子と目が似てる!」「しぐさがそっくり!」などと、里親さん同士で盛り上がっています。
保護猫団体、保護猫カフェ、個人ボランティアさんなどでも「親子で保護しました」「兄弟で乳飲み子です」「仲良しです」と、一緒にで募集しているケースも多いです。
最初から兄弟でお迎えすれば相性の心配をしなくてもいいのでおすすめです。
一匹と二匹ではあまりお世話の手間などは、変わらないみたいですよ。
ペットショップでは、親子や兄弟で売っていることはまずありません。
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終わりに
いかがでしたか?
保護猫団体からお迎えすることで、人も猫も幸せになる確率は確実にあがります。
この記事を見て、保護猫団体、保護猫カフェ、保護猫の個人ボランティアから、一匹でも多くの保護猫がおうちの子にお迎えされる子が増えることを心から願っています。
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らみえるは調布の保護猫団体ラフスペースさんから、令和2年7月19日に、三匹目の獅子丸をお迎えしました。
二匹目の葵も、その前の令和元年10月にラフスペースさんから保護猫をお迎えしました。
調布のラフスペースから保護猫を迎えるにはどうしたらいいの?実際にお迎えしてみましたの記事で、詳細に書きましたので、一読してみてくださいね。